塗装のタイミング
なぜ、住宅には塗り替え塗装が必要なのでしょうか。
わたしたちの住まいを雨や風、紫外線などから守っているのはごく薄い塗膜の力といえます。
しかし、この塗膜には寿命(耐久年数)があり、年を経るにつれて住まいを守る力が徐々に失われてゆくのです。
日本の住宅の平均寿命はおよそ30年前後といわれますが、その間に住宅の建材を保護している塗膜は劣化してしまいます。そうなってしまえば屋根材・外壁材自体が直接雨や風、紫外線を受けてしまうこととなり、住まいの構造体の劣化や雨漏りの要因ともなってしまいます。
大切なお住まいをまもるため、塗膜の寿命に応じて屋根材や外壁等の塗り替えが必要となってくるのです。
こんな症状、ありませんか?
屋根(スレート瓦・トタン)
藻やコケの発生
サビの発生
塗装面の色の変色や退色
外壁
外壁塗り替えイメージ
ところどころにクラック(ひび割れ)が生じ始める
藻やカビの発生
チョーキング現象→熱・紫外線・雨・風により塗膜が劣化し塗装表面が次第に摩耗していく現象。手で触るとまるでチョークの粉がついたようになります。
目地や窓周りのシーリング部の亀裂
木部(破風・ウッドデッキ等)
既存塗膜の剥がれ
塗装面の色の変色や退色
鉄部
サビの発生
ベランダや屋上防水面
ベランダ防水塗り替えイメージ
ところどころにヒビが生じる。
塗膜の膨れ、剥がれ
塗装面の色の変色や退色
塗膜の劣化は通常以下のような順序で起こってきます
1 表面の艶がなくなってくる
2 色の鮮やかさが失われてくる
3 表面が粉っぽくなってくる(チョーキング現象)
4 ひび割れ・コケやサビ・藻が生えてくる
5 塗膜が剥がれてくる
6 の段階まで劣化が進んでしまうと、お住まいを形成している建材自体に劣化や腐食のおそれがあります。もし建材自体が劣化していた場合、建材自体の交換や余分な下地処理が必要となり、費用がかさんでしまいますので4の段階以前の塗り替えをお薦め致します。